病理診断科department

概要

ご挨拶

病理診断科は、臨床検査科、放射線科と並ぶ検査部門の一つです。患者さんと接することはあまりありませんが、患者さんの健康回復ために毎日努力しています。検査結果について疑問があれば、主治医を介してお尋ねください。診察室へや病室へも伺います。

診療内容

病理検査の概要と流れ

病理検査は、患者さんの体から採取された検体を顕微鏡を用いて検査するものです。

  • まず、内科系、外科系の医師が患者さんから検体を採取します。
  • 当科のスタッフが、検体から顕微鏡用標本を作成します。
  • 当科のスタッフが、標本を顕微鏡で観察し、病気の性状、例えば、炎症か腫瘍か、良性か悪性か、を判定します。
  • 検査結果が、主治医に報告されます。

主な疾患

心の病(こころのやまい)以外のすべての病気が対象になります。

病理検査の種類

細胞診 尿、喀痰、こすり取られた材料が検体です。最も多い検体です。
組織診(生検) 1-5mm程の小さく切り取られた組織が検体です。2番目に多い検体です。
組織診(手術材料) 手術で摘出された臓器が検体です。
術中迅速診 手術方針決定のため、手術中に行われます。20-30分で検査結果が報告されます。
解剖 亡くなられた患者さんのご遺体から、臓器を取り出して検体とします。検査結果は、他の患者さんの診療方針決定に活用されます。