先輩メッセージ

看護師の仕事は楽しいことやうれしいことばかりではありません。 時には厳しさを感じることがあります。
それでも、一人ひとりが自分のキャリア目標、「なりたい自分」「私たちにしかできない看護」を目指して、頑張っています。
野江病院の中で、いろんな領域で頑張る先輩たちの声をまとめてみました。

助産師として、お産の介助や産後の方のおっぱいのケア、退院後の育児についての指導を行うなど、幅広く活動しています。 当院は完全母子同室なので、同室できる状態かのアセスメントをして赤ちゃんのケアをすることも業務です。
新人看護師には実地指導者がつき、教育の計画を立ててくれます。 産科の単科ではないので通常の看護師業務の研修も受けることができますし、助産業務については病棟でしっかり学ぶことができます。
野江病院は新人から若手、中堅、ベテランとどの層もまんべんなく人がいて、色々なことを教えてもらうことができます。 アドバンス助産師を持っていたり、ヨガができたり…個別での活動をされている方が多くいて、それぞれの話を聞くことができるので日々勉強になります。 助産師としてキャリアを積むのにはとてもいい環境だと思います。

一年目からOPE室に勤務しています。 一度も病棟での業務を経験せずにOPE室勤務になったので、入職してしばらくは看護師としての基礎的な部分も、OPE室の看護師としての振る舞いもわからず「やっていけるのかな…」と不安になったこともありました。 現在は月に一度の新人研修で基礎的なことも習得し、先輩方のフォローもありOPE室での業務にも慣れてきました。 OPE室でも病棟と同じように、新人看護師には実地指導者と支援者がついてくれ、技術的、精神的サポートをしてくれるのでとても心強いです。
野江病院の魅力は働いている人です。看護部長や副部長も親しみやすく、話をしっかり聞いてくれますし、管理職の人も気さくで話しやすいので、委縮することなくスムーズに業務をすることができています。 多職種も優しい方が多く、職員の雰囲気がとても良い病院です。

父が救急救命士だったこともあり、ずっと救急に興味がありました。 私が新卒だった当時は、救急では新人は取らないと言われましたが、どうしても行きたい!と救急を希望しました。
普段行っている救急医療の中で治療や医療についてはある程度の答えがありますが、看護の部分では、患者さんやご家族に寄り添いながら「本当にこれでよかったのかな」とジレンマがありました。 普段自分がしている臨床としっかり統合して還元していきたいという思いがあり、学びを得て、2013年に救急看護認定看護師の資格を取得しました。 以前は自分が救急看護をしたいという思いだけが強かったですが、資格取得後は自分がここの部署を引っ張っていかないと!という意識に変わりました。 自分が学んで培ってきたことを次世代に伝えて、そこから患者さんに還元されるように、自分だけではなくみんなでやっていきたいと思っています。
外来やOPEで医師が足りていないと、「今、この処置が必要だ!」と思っても患者さんに還元できないことが多くありましたが、二年前に特定行為研修を受けたことで、人工呼吸器の設定を変えることができたり、動脈血を採取したり、患者さんに対してできることの幅が広がりました。 地域医療を担う病院ですので、患者さんに「ここにきて良かった」と言ってもらえるような救急を作っていくことが今後の展望です。

野江病院は地域の中核病院です。急性期なので忙しさもありますが、その分やりがいもあります。
病棟に配属されるまで約一週間は新人さんだけの研修があり、カルテや院内の仕組みについて学びます。 それが終わるとそれぞれ病棟に配属され、しばらくは実地指導者や先輩とペアになり仕事に慣れることから始めます。 配属後も月に一度は新人研修があり、それぞれの病棟に散らばっていた一年生が集まります。 研修は大変ですが、休憩時間などにそれぞれの病棟の情報共有をしたりコミュニケーションをとることでリフレッシュできる時間になっています。
技術的な指導をする実地指導者は5~6年目の看護師が務めることが多いですが、2~3年目の看護師が支援者として新人看護師の精神的なフォローやアドバイスをします。 看護師経験を積むにつれ看護師一年目の時の不安な気持ちをどんどん忘れていってしまうのですが、支援者が間に入ることで新人看護師の気持ちもわかり、慣れてしまっている自分の目線ではなく何事も一年目の看護師の目線に立ち返って考えることができていると思います。 新人看護師にとっても指導者である私たちにとっても中立的な存在でとても助かっています。

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