栄養管理科department

概要

部門紹介

入院中の食事は「治療の一環」として、適正な衛生管理のもとで、患者さんの病態に適した「安全・安心で美味しい食事」の提供に努めています。主治医の指示に基づき患者さんの食事摂取状況を確認し、病状に応じた食事内容の提案・調整を行っています。より良い食事の提供と適切な栄養管理により、治療・回復に貢献したいと考えています。

【栄養管理科人員構成】
管理栄養士 5名
《取得資格》
  • 日本糖尿病療養指導士
  • 日本病態栄養学会認定 病態栄養認定管理栄養士
  • 日本病態栄養学会認定 がん病態栄養専門管理栄養士
  • 日本臨床栄養代謝学会認定 NST専門療法士

業務紹介

栄養指導

個人栄養指導(入院・外来)

医師の指示に基づいて、個別に栄養指導を実施しています。糖尿病や腎臓病など慢性疾患の食事療法やがんの術後、化学療法時の栄養補給についての相談など種々の食事に関する指導を行っています。外来の栄養相談室、または、入院中の場合はベッドサイド、病棟のカンファレンスルームなどで実施しています。

▸指導時間:1回30分程度、平日9時~16時30分の間(外来:予約制)

集団栄養指導(入院)

医師の指示に基づいて、糖尿病食事療法の基本について集団栄養指導を実施しています。原則、入院患者さんのみの対応となります。毎週1回、病棟のカンファレンスルームで実施しています。

※参加には医師の指示が必要ですので、ご希望の方は主治医にお申し出ください。

入院中のお食事

病院の食事は一般食(常食、妊婦食など)と特別治療食(糖尿病食など)に分かれており、医師の指示により患者さんの病状に合わせた食事を提供しています。

  • 食物アレルギーのある場合には食材の除去対応を行いますので、医師または看護師へお申し出ください。
  • 宗教上の理由で除去されている食品がある場合は、可能な範囲で対応を行います。ただし、「厳格なハラル食」等の対応は実施しておりませんのでご了承ください。
  • 嗜好に合わせた食品除去は基本的に対応しておりませんので、ご了承ください。

▸食事の提供時間は朝7時30分、昼12時、夕18時です。

▸一般食の患者さんには、毎週水、木、金曜日の朝食と夕食に選択メニューサービスを実施しています(年末年始やその他行事食等がある場合は中止する場合があります)。

嚥下食

咀嚼・嚥下機能障害のある方に「嚥下食」を提供しています。日本摂食・嚥下リハビリテーション学会提唱の学会分類2021に基づいて4段階の形態の食事を提供しています。
水分にとろみが必要な場合の粘度は「中間のとろみ」で提供しています。

行事食

季節ごとにカードを添えて行事食を月に1回程度提供しています。

正月

・赤飯・水炊き風・煮〆・祝肴

節分

・巻き寿司・いわしのかつお煮・清汁・辛子和え・福豆

ひな祭り

・ちらし寿司・清汁・菜の花の白和え・ひなあられ

こどもの日

・高菜炒飯・醤油ラーメン・彩り野菜サラダ・かしわもち

七夕

・ごはん・七夕そうめん・鶏肉の磯部揚げ・茄子のごまだれかけ・七夕ゼリー

土用の丑の日

・ごはん・うなぎ入り卵焼き・なすの味噌炒め・すりながし汁・葛まんじゅう

敬老の日

・寿司盛り合わせ・炊き合わせ・清汁・おはぎ

ハロウィン

・ごはん・グラタン・キャベツとたまごのサラダ・きのこのコンソメスープ・ハロウィンデザート

クリスマス

・ごはん・タンドリーチキン・ブロッコリーとマカロニのサラダ・ミネストローネ・クリスマスデザート

祝膳

・カルパッチョ・コーンスープ・ステーキ~トリュフソース~・ライス・デザートプレート

チーム医療

  • 各担当管理栄養士がチーム活動(NST・緩和ケア)、カンファレンス(糖尿病・心不全)、回診(消化器外科・褥瘡)等に参加し、チーム医療の一員として医師をはじめとした他職種との連携を図り、患者さんの日々の栄養管理を行っています。
  • 専任管理栄養士が栄養サポートチーム(NST)に参加し、カンファレンスおよび回診にて各専門職種から意見を出し合い、入院患者さんの栄養状態の改善、疾患の治療や回復への貢献に取り組んでいます。

地域連携

  • 栄養情報提供書

    入院患者さんが他の医療施設などへ転院、通院される場合、必要に応じて当院での食事内容や摂取状況などを記載した栄養情報提供書を作成し、退院時の書類とともに転院先施設へお渡ししています。

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