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来院される方へ インデックス

マンモグラフィ(乳房撮影)を受けられる方へ

1. マンモグラフィの必要性

乳癌は、食生活の欧米化などにより著しく増えています。我が国でも毎年およそ3万人の女性が乳癌にかかり、死亡数も増加しています。将来さらに乳癌が増加することが予想されています。

乳癌は、発見された時の病期(進行度)により生存率が左右されます。早期に発見することで100%に近い生存率が期待でき、乳房を残すこともできるのです。
早期に発見することが大切なのです。

マンモグラフィは、触っても分からない早期の小さな乳癌・しこりを作らない乳癌・非常に細かい石灰化などを見つけることができ、乳癌の発見率が上がります。

2. マンモグラフィを撮影するにあたって

(1) マンモグラフィの検査内容

微細な石灰化や腫瘍を主に撮影する為、薄手の肌着や皮膚のしわまで写ってしまいますので上半身裸になって行います。左右それぞれに対して上下・斜め方向で撮影します。その時に透明な板で乳房を圧迫します。検査時間は、15分ほどで終了いたします。
当院では女性技師が対応いたします。

(2) なぜ圧迫するか

乳房を均等な厚さに圧迫することにより乳腺組織の重なりを拡げ、小さなしこりも鮮明に写すことができます。また、薄くすることによってX線量も少なくてすみます。
圧迫の際に圧迫感・痛みを伴う場合がありますが、良い画像を得る為には圧迫はどうしても必要です。体の力を抜くことによって痛みが減少することもあります。

(3) 撮影前の注意点

画像《診断》等に影響する可能性がありますので以下の項目に該当する方は申し出て下さい。

  • 乳房の外科的手術をされた方(豊胸術も含む)
  • 制汗スプレー等を当日使用された方
  • ペースメーカーを入れている方
(4) 月経との関係

乳腺は女性ホルモンの影響を受けています。排卵から月経が始まる頃は乳房がしばしば硬くなって痛みを感じることがありますので、月経開始後1週間くらいがベストと言われています。

撮影方法

撮影方法 撮影方法

  • いずれの方向の撮影でも、乳房をできるだけひっぱり体から遠ざけて乳房全体が写真に写りこむようにします。そして撮影装置の圧迫板で乳房全体を圧迫し薄くして写真を撮ります。
  • 少し痛いかもしれませんが、リラックスして身体の力を抜くと痛さは少しやわらぎます。

撮影された乳房X線写真

撮影された乳房X線写真 撮影された乳房X線写真

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